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シアトルからハロー Vol.1

eBase Lab
STAFF

Hello!

eBase Solutions Laboratory Seattle のユーヤより、近況をリポートします。

 
みなさん、シアトルはご存知ですか?

シアトルはアメリカ合衆国ワシントン州北西部キング郡にある、西海岸有数の都市です。

雨が多い都市としても有名で、人口は56万人、 その内白人73%、アフリカンアメリカン9%、アジアン13%、インディアン2% と、多様な人種が集まっています。

また、航空機で有名なボーイングや、シアトルコーヒー、IT企業関連、シリコンフォレストなど、シアトルには様々な業界の企業の拠点があり、経済も活発です。

 

さて、今年に入って、シアトルでは大きな事件がありました。
今回のリポートでは、この事件をとりあげたいと思います。

 

コロナウイルス

一つは全世界的に感染が拡大した、コロナウイルスの影響です。

2020年1月21日、アメリカ初の新型コロナウイルス感染者は、ここワシントン州シアトルで確認されました。

それから約2ヶ月後、アメリカ合衆国大統領ドナルドトランプが非常事態宣言を発令。
現在、ワシントン州内の感染者数は1000人を超え、死者は50人以上、ウイルス感染のピークは過ぎたと考えられていますが、手洗いなど感染予防に努める必要があり、予断を許さない状況です。

私は、シアトル郊外で生活していますが、コロナウイルスの余波を大いに感じています。

ワシントン州全ての飲食店は基本的に営業停止で、外出時のマスク着用が義務化されています。友人に「マスクをするのは抵抗があるのか?」と尋ねると、普段アメリカ人は滅多にマスクを着用しないので、違和感があると言っていました。

 

ジョージフロイドさん事件

もう一つは、黒人男性ジョージ・フロイドさんが、白人警察官に首を押さえつけられ、亡くなった事件です。

日本でもご存知の方が多いと思いますが、この事件を録画した動画がSNSなどで各地に拡散され波紋を呼び、フロイドさんの首を締めた元警察官デレク・ショービン容疑者は、第3級殺人の疑いで疑追されました。

この事件をきっかけに、アメリカ合衆国各地で、元警察官がとった行動に対し異議を唱えるデモ活動が始まりました。

最初のデモ活動は、事件が起こったミネソタ州で平和的に行われていました。
ところが、5月27日から28日にかけて、暴徒化した集団がミネソタの警察の建物に火を放つなどしたため、警察官が出動し負傷者も出るようになりました。

この事件の波紋はシアトルにも及び、事件が起こった翌日には、町中でデモ活動を見かけました。彼らは [black lives matter (ブラック・ライブズ・マター) ] を掲げて、黒人差別の撲滅を訴えました。

シアトル中心部のデモ活動では、銃の発砲や、暴徒化したデモ隊が様々な店から略奪行為をするなど、残念ながら平和的なデモ活動から遠くかけ離れた活動となってしまいました。

現在、シアトル郊外などでは、デモ活動は落ち着いていますが、シアトルダウンタウンでは、3週間にわたって町の中心部を占拠していたデモ隊を警察隊が排除、30人以上が逮捕されるという事態となりました。

いまもコロナウイルス、デモ活動の脅威は去ったとは言えませんが、ピーク時よりは落ち着きを取り戻していると言えます。
とはいえ、いつまた両方の脅威が再燃してもおかしくない状況です。住人は、危険を避けるよう求められています。

以上、シアトルのユーヤがお送りしました。

Reporting from Seattle.

 

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